統合失調症の治療は遅れてしまいがち

どんな病気でも早期に発見し、早期に治療を開始することが重要になります。
しかし、心の病気は体の病気とは異なり、発見が遅れてしまいがちです。
発見が遅れれば、当然治療も遅れてしまいます。
とくに、統合失調症ではそれが顕著です。
統合失調症ははっきりとした陽性症状が出ることもあります。
その場合は、回りも気づくことができるのでそれほど問題にはなりません。
ただ、初期は症状があいまいなので、統合失調症と気づくことは回りも本人もほぼ不可能です。
初期の段階で治療のタイミングを逃してしまうと、病気が長期化してしまいます。
神経細胞の障害長く続くと、薬物治療を開始したとしても効果があらわれにくく、病気がなかなか改善しません。
おかしいと思った時点で、病院を受診することが求められます。
本人を病院に連れて行くのが難しい場合は、まずは家族だけでも精神科医に相談してみることです。
今後どう行動すればいいかをきちんと教えてくれます。